昇華転写
転写シートに専用のインクをプリント、高温の熱をかけることでインクを気化させ商品に浸透させるプリントです。
インクを直接浸透させることで表面には印刷した凸凹が無いのが特徴です。


線幅の目安
1㎜以下の実線幅、抜き線幅はつぶれ、擦れなどが発生する可能性があります。
印刷方法 | 素材 | 実線幅 | 抜き幅 |
---|---|---|---|
昇華転写 | マグ・PU | 0.25mm | 0.75mm |
ソフトタッチタオル | 0.5mm | 1mm | |
ブランケット |
線幅の基準に達していても、素材感のある仕上がりとなります。
印刷サンプルと入稿データは下記よりご確認いただけます。
刷り色指定について
入稿データのCMYKをそのままプリンタ出力・印刷します。
PANTONEまたはDICでの色指定はできません。
入稿時の注意事項
- 昇華転写には白インクがありません。そのためデザインデータで白にした箇所はプリントされず生地色のままになります。
- 昇華プリントの熱による圧着が必要なプリント方法の特性上、お届けしたアイテムによってはプレス跡が残ることがあります。このプレス跡は、大抵の場合一度の洗濯で解消されますので、ご到着後一度洗濯していただくことをお願いしております。 (一度の洗濯で解消されない場合でも徐々に軽減します) なお誠に恐縮ながら、プレス跡の表出による返品・交換につきましてはご遠慮ください。
- 僅かでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると、加工機が反応してプリントしてしまい、仕上がりがご希望通りではない結果になる可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。
- Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。
- ご入稿データ内に含まれる全てのオブジェクトやテキスト、画像等はCMYKカラーにて作成いただいた上で、ファイル自体のカラーモードを最後にCMYKにて保存してください。オブジェクト等をRGBカラーにて作成されると、CMYKとRGBの色域の違いにより色味が異なったり全体的に暗く仕上がることがあります。
また、より詳細な色表現を求められ、かつスケジュールに余裕がある場合はまずは数点の色校正サンプルを作成されることをおすすめいたします。 - マグカップで使用する画像は実寸で400DPIのものをご準備ください。
- ボトルの昇華転写Lサイズの場合、データ作成時はフォーマットの重なり部分(ピンク)までデザインをつけてください。
1周ぐるりのデザインを希望される場合、加工の特質上、塗り足し部分に色が重なる為仕上がりの色が異なって見える場合があります。
フォーマット例
重なり部分サンプル画像

重なり部分に筋のようなものが入る可能性があります。

上:薄色、下:濃色
重なる色味により、影響が異なります。
印刷サンプルと入稿データ
各素材ごとに実際に印刷したサンプルと入稿データです。
素材により印刷の再現性が異なります。
入稿データはダウンロードいただき、illustratorで実際の線幅等確認いただく事が可能です。
目安となる線幅・ヌキ幅と併せてご確認ください。
陶器マグへの昇華転写印刷時の注意事項
通常の使用では問題ありませんが、電子レンジでの連続加熱や、高温での連続使用は避けてください。
稀に、印刷面の色落ちやにじみが出る場合があります。
ピンク部分までデザインをつける
反対端が上に重なる為、ピンク部分のデザイン自体は見えなくなりますが上に重なる部分の色味に影響が出る場合あります。