名入れペンの工程【シール剥がし】

▼モノに印刷の特殊印刷には、実に多彩な工程があるものです。
ボールペンやシャープペン・万年筆などの場合、メーカーから入荷の箱からペンを出して、まずはシール剥がしの作業があります。シールには「メーカー名・品番・価格などが書かれているものでメーカーにとっては大事な「自社の製品である」という証明でもあるわけですが、そのシールの位置が名入れ印刷をする位置でもあって剥がさないと印刷ができません。そして困ったことに、そのシールは「絶対に剥がれないように」貼ってあるということです。
そのことになれたスタッフはいとも簡単に進めていますが、慣れないものが手伝いでも小モノなら翌日は「指先ヒリヒリ!」で何もできない状態になります。
いとも簡単なように見えても実際は大変なんです。
まずは、剥がしがきれいにならなくてペンに糊が残ります。「べっとり」なのか「ところどころに点々と」なのか、ペンに残った糊取りがうまくいきません。そのために薬品を使うこともあります。そこに「ベテランの工夫」を活かしてなるべく糊を残さない方法があるようです。
メーカーにより、製品により、シールをはがすと表面の塗装までおかしくなって剥がれるモノもありますが弊社ではそうゆう商品は扱わないことにしています。
それから始まってお客様に喜んでいただくための名入れペンに仕上がっていくものです。

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